「先生!正直、他人事ではないです」

平社員のO原さんが凹んでしまっている。私としても他人事ではない状況に対して同情にも似た気持ちを持っている。頑張ってください。でも、これを期にまじめ一辺倒になってしまわず、今までのノリを捨てずにこれからも吼える平社員で居てください。一ファンからの要望です。


さて、ココからは今回の一連の問題に関する個人的な意見を。
カスタマーから見た厳しい一言を言うならば、へこんでいてもそれを見せてはいけないし、受けてしかるべき批判を受けているだけで、へこんでいると公言するとは何事だ!とも言う批判をしようとしている人が居るような気がする。
サービスが止まったことは事実であり、その障害に対する会社の正式なコメントと呼べるコメントがない時点であの土下座写真は(私にはウケが良かったんだが、他の人たちにとって特に、so-net.blogユーザにとって)不快感を与えるものとなってしまっていたと言うことは事実として受け止めなければならない。情報を発信する側と言うのは受け止める側がどのように受け止めるのか?と言うのを想像しながら情報発信をしていくのだが、今回の件に関してはO原さんの想像を超えた反応が返ってきてしまっている。と言うことだろう。とはいえ、一コンテンツとしての吼える平社員のスタンスとしては、あの行動は正解であり、コンテンツの方向性を理解しているユーザは仕方ねぇなぁ。と言うキモチになってもらえるだろう。しかし、so-net社員を公言してしまっている立場としては不正解であり、この辺の言論の制限は公言してしまったが故のリスクとして受け止めるしかないかもしれない。
でも、私個人の正直なところを言わせてもらうと、O原さんを責めたところで改善されるわけではないし、O原さんをせめても仕方ないことはダレもが分かっていることだとは思う。特にO原さんが営業側の人であると言うのは、平社員のシモベ日記を見ていても分かることだ。ただ、今回、この手の苦情を受け付ける窓口がO原さんのブログしかなかったのはO原さんにとって不幸だったと思う。
ダブルスタンダードだ。と私も批判を受ける覚悟だが、サービス提供者の苦労している心境も、サービスを享受する側の怒りの心境も良く分かる。また、一社員として何かをしなければ。謝罪を。と思ったO原さんの気持ちは痛いほど良く分かる。
今回の障害はある意味良い教訓だと思う。障害ゼロ、サービス無停止と言うのは難しいとは思うが、それでもそれを目指す価値はあり、目指すべきことだと思う。O原さんの向こう側に居る、技術者の方々、こういう一般の声を真摯に受け止めてほしい。そして、サービスの質の向上を目指してほしい。
利用者の方々、怒りはごもっともだが現時点でのサービスがベータ版であること、そしてO原さんらも一生懸命やっているので、もう少し長い目で見ていただけないだろうか?*1
と、こういうことをはてなユーザが言ったところで説得力はないのだろうか・・・。

*1:プロなら・・・と言うような話もあると思う。だが、新しいことをしようとサービスを模索する人々は最初からプロではなく、プロになっていく方々なのだ。一緒にサービスを育てよう。と言う器量を見せていただけると幸いだ。