「先生!HDDレコーダーの功罪について」

こんな記事を見つけた。

ITmediaニュース:HDDレコーダーによるCMスキップで“損失”540億円
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0505/31/news016.html

HDDレコーダーを使っているユーザーはCMなんざ見ちゃ居ないよね確かに。私も見ちゃ居ない。とはいえ、そんなものビデオの時代でも早送りでろくに見られちゃいなかっただろうに。まぁ、HDDレコーダーの方が圧倒的にビデオよりも便利であるから、より損失度合いが大きく写るんだろうがね。
それよりなにより問題なのがこの一文かな?

4月22〜24日にかけ、3000人を対象にブロードバンドの普及状況やメディア利用時間の変化、HDDレコーダーの利用状況をネットアンケートで調べた。

ネットで集計かけるとユーザーの分母に大きな偏りが出ると思うのですが?どうでしょう?また、そもそも、全3000人のアンケートの内HDDレコーダーを保有している人数の比率がでてないんですけど?純粋に考えて3000人中、いいとこ1000人がHDDレコーダーを持っていたとしても、それはネットを喜んで見るユーザーの中での割合なので、信頼に値しないと思うんですがね。まぁ、その辺は野村総研ですから、期待値とか安全率とかいろいろかけまくっているんでしょうが、その辺の数式が明らかにならないとどうもこの手の数値を鵜呑みにする気にはなれないっすね。
ま、何はともあれこれからテレビCMのCMとしての価値は下がっていくよ。ということはよく分かりました。そのうち、民放各局のテレビも有料化の時代が来るんだろうかねぇ・・・。テレビのコンテンツなんか、Ondemand配信のPPVシステムにすりゃ、いろんなものがすっきりすると思うんですがね。。。。まぁ、遠い未来の話かな。(地上波のデジタル化はその布石かもしれないけど?)