「先生!この話題に触れようか否かを悩みました」

この時期、避けたくても避けられない魔のイベント。それはそう。ヴァレンタインデー*1。このイベントは多くの女子が勇気を持って挑み、一喜一憂するイベントであるが、別の側面から見ると多くの男子が悲しみにうちひしがれる日でもある。まぁ、オトナの見方をするとお菓子屋さんの陰謀の日とも言われるが。
ちなみに言うと、私の人生のなかで義理がつかないチョコなんぞもらった記憶がとんとないって言う悲しい日である。もっとも、チョコをもらえないことを大前提として「チョコは嫌いだ」という設定をずっとはり続けていた学生時代にチョコ以外のものをもらったことがあったなぁ・・・と言う変な思い出はあったりするが、今はもう思い出すのも恥ずかしい出来事である。
ま、就職後は「チョコ嫌い」という謎の設定もなくしたが、このイベントに関しては「興味を持たない方向で調整」というなんとも微妙な「方向」とか「調整」とかいうオトナ語を使ってごまかしてきている。たいてい、こういう奴が一番チョコに執念があったりするもんだから、具合が悪い。
さて、モテナイ君である我々人民にとって、そんなネガティブ方面にとらえがちのヴァレンタインデーだが、モテるとかモテないとかそんなことはどうでもいい。と思わせてくれるようなネタをデイリーポータルの方々が提供してくれている。

チョコレートフォンデュ具検討会
溶かしたチョコレートにイチゴだのマシュマロだのを浸して食べるチョコレートフォンデュ。ど級にダイレクトな甘党大会だ。ずっとやってみたいと思っていた。
で、そのチョコレート、意外にしょっぱいものと相性がいい。チョコ柿の種やチョコがけポテチが美味しいというアレだ。
となると、ほら、このチョコフォンデュにいろいろと突っ込んでみたくなるのが人の情というものじゃないですか。すっぱいもの、からいもの、どうだろう、割となんでも合うんじゃないか。
そうして今年もまた、チョコレートの季節がやってきて過ぎ行こうとしているなか、急遽、チョコレートに浸して美味しい食べ物を探る会を招集したわけです。

そう、話題はモテるモテないではなくて、美味い。不味い。なのだ。チョコレートに味以上のものを求めてどうする?チョコレートはあくまでも食品。だから、それを如何ようにして美味くたべるか?それこそがチョコレートに対する本当の誠意ってもんだ。お菓子屋さんにとっても、ヴァレンタインにおける恋の成否なんてどうでもよくて、結果的に商品が売れたか売れなかったか?ということがメインである。そうか、ヴァレンタインなんて聞いてしゃちほこばる必要はなかったのだ。チョコを如何にして安く手に入れ、如何にしておいしく食するか?ということをメインで検討するべきだったのである。
ってことで、おそらく私自身は明日も普通の日と何ら変わることなく仕事を進めることとなるでしょう。そして、明日以降大幅に値崩れするであろうチョコレートをスーパーマーケットにおいて大量入手して、ちょっとチョコレートフォンデュを楽しんでみようか?と思ったモテない君の悲しいヴァレンタイン・イブであった。
ちなみに、義理がつくチョコレートに関する男性諸氏の意見についてまとめたのが、こちら。

男から見た義理チョコ論
「義理チョコをもらって嬉しいか?」の質問には、“嬉しい”が18名、“嬉しくない”が12名。“嬉しい”意見の大半は「義理だろうがイベントに参加できてるのが嬉しい」「もらえないよりはいい」との事。逆に意外と多かった“嬉しくない”の人は、「もらってお返しをするのが面倒くさい」「義理で渡されるぐらいならもらわないほうがいい」というプライド高い意見がチラホラ。

確かに、貰ってもうれしいのだが、お返しを考えるのは結構辛かったりする。安すぎず、高すぎず、センスよく、後に残らず。。。難しい。ちなみに昨年は普通にクッキー、一昨年はワインだったかな?今年は・・・まぁ、貰う予定もないのでどうでもいいか。

*1:キーワードにひっかからないようにバじゃなくてヴァにしてやる