「先生!そんなに怒ると痛くもない腹を・・・」

探られますよ。と言う良い例を以下に。

議場謝罪はパフォーマンス 自民役員連絡会で批判
「送金指示」メール問題で民主党前原誠司代表と永田寿康衆院議員らが衆院本会議場で自民党武部勤幹事長に直接謝罪したことに対し、3日の自民党役員連絡会で「カメラを意識したパフォーマンスだ」(小此木八郎副幹事長)と批判の声が出た。
武部氏は、謝罪に来た永田氏に「こういう場で少し礼節を欠くのではないか」と指摘したことを紹介した上で「突然のことで応じざるを得なかった。こういうことが国会の品位と権威にかかわる問題だ」と強調した。
小此木氏は「議場での謝罪だけでは済まされない。懲罰は筋を通すべきだ。永田氏は辞職すべきだ」とも主張した。

ってことで、まぁ、議場で謝罪するっつーのがいいのか悪いのかは置いておいて、議場で謝罪することの是非以外の懲罰についてまで小此木さんが言及しちゃうと、なんか話がちがくない?と言う感じがする。なぜ、そこまで永田氏を責めるのか?それは、永田氏が武部氏に対して行ったような事を自分にやられたらマズいからなんじゃないの?なんて邪推しちゃうわけです。
前半、まぁ至極真っ当な事を主張していても後半で別の主張をしちゃうことによってその行為全体に疑いをもたれてしまい、痛くもない腹を探られるっちゅーことになっているような気がします。ってことで、自分が何かを主張する際、それが重要だと思えばこそそれ以外の主張はするべきではないと言う良い例だったのではないでしょうか。焦点がぼけないように、論点がズレないように、そして余計な誤解を与えないように気をつけましょう。