「先生!これでは意味がわかりません」

航空機内で利用できない危機のリストが改正されたらしい。いかにニュースの全文を引用しておく。

DSは× 電卓はOK 航空機内禁止リスト改正
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070918-00000917-san-soci
対戦型ゲームはダメ、電卓やシェーバーは使ってもOK−。航空機で使用が禁止または制限される電子機器のリストが10月から改正される。「常時使用禁止」のリストに新たに「ニンテンドーDS」などゲーム機の通信機能や、無線マウスなどが入る一方、これまで離着陸時に禁止されていた電卓など一部電子機器の使用が“解禁”されることになった。
国土交通省が発表したリストは、平成16年1月の航空法改正後に発売されたゲーム機など最新の電子機器に対応するとともに、電卓、シェーバー、カセットプレーヤーが離着陸時使用禁止の対象から削除された。
同省航空局によると、航空機内での基本ルールは、(1)携帯電話など電波を発する電子機器は常時電源オフ(2)電波を発しない電子機器でも離着陸時は電源オフ−の2点。16年告示の旧リストでは、分かりやすくするため、客室乗務員らが「乗客がよく利用するもの」として挙げた電子機器の名前を盛り込み、その中に電卓などが含まれていた。
このため航空会社は「乗客が電卓を使用されていた際には注意していた」(全日空広報室)。「なぜダメなの」と尋ねる乗客には「操縦室の計器に影響を及ぼす恐れがある」と説明してきたが、「対応に困るようなことはなかった」(同)としている。
しかし国交省有識者懇談会による見直しに伴い、独立行政法人電子航法研究所が改めて電磁波などを厳密に調査したところ、電卓などは「使用しても問題がない」と結論。“ぬれぎぬ”だったことが判明した。
「3年前の告示リストは、ちょっと粗かった」と国交省関係者。「しかし航空機の安全のために、客室乗務員の負担を軽くすることも大切だ」とし、電子機器の利用を控えることに対して乗客の理解を求めている。

≪航空機の計器に障害を及ぼす恐れのある電子機器(10月1日施行、抜粋)≫
■常時使用禁止
 携帯電話・PHS・トランシーバー
 ○電子ゲーム(無線機能使用)
 ○無線式マウス
 ○ICタグ(電池式のみ)
 ○無線機能付き歩数計・心拍測定計・腕時計
 ○無線式自動車キー(作動のみ禁止)
■離着陸時使用禁止
 電子ゲーム(無線オフ)、パソコン(同)
 デジタルオーディオ機器
 ○GPS受信機
 ○充電器
 ○音声に反応する電子おもちゃ
 (削除)電卓、シェーバー、カセットプレーヤー
 ※○の項目は今回追加・改正されたもの

っつかさぁ、電子ゲームで無線機能を使用しているかどうか?なんて外観からわからないやん?ってことは、無線機能を持ったゲーム機は使用不可とするのが本当に正しい対応だと思うんだけどね。でも、DSが航空機内で利用不可ってなったら、ちょっと困るな(苦笑)
あとさぁ、普通に考えるとこの「操縦室の計器に影響を与える」って言うのは腑に落ちないと思うんだ。って言うか、腑に俺は落ちてなかったわけ。今は落ちてるんだけど。だってさ、普通に考えてDSの無線LANの到達範囲ってどんなに長くても20m位なわけ。もっと言えば無線マウスの到達距離なんてもっと短いわけ。だとしたら、航空機の後部に常に乗る癖のある私にとって、そんな所まで電波届かねえよ。意味無いんじゃね?と思うのは至極当然なんだよね。
でもねぇ、もうちょっと突っ込んで考えると理解できるんだよね、この理由。それは「操縦室にある航空機の計器に影響を与える可能性がある」のではなくて正確には「操縦室にある航空機の計器は飛行機各所にあるセンサーに基づいて表示されるのだが、そのセンサーに影響を与える可能性がある」のよね。だから、どこに多少の電磁波であっても影響がゼロとは言い切れないって言う話ね。こう考えると、あぁ、納得って思える。なるほどねって・・・。だからね、航空機内の説明も、わずか1行足らずのこの一言を付け加えた方がいいと思うんだがね。どうなんだろう?
それでも、GPS受信機とか無線マウスとか、影響与えねぇだろ?って思わなくも無いものもたくさんあるけど。
で、結局の所、DSって無線対戦機能を利用しなければ、使って良いってことでFAで良いんだよね?