「先生!正義はどこに?」

なんだか最近、日本の対中・対韓・対朝に関する意見が多くこのBlogに表示される状態となっている。別に政治を主題にしたBlogではないので、なんだかこの話題ばっかりに振り回されるのはいささか疑問を感じるが、思っちゃうことを書かないのは体調に悪いので、書く*1
さて、先日反日デモが中国で行われた。今回の参加者の規模は各地で行われたものを総合すると4万人を越えるそうで非常に大規模である。まぁ、東京ドームに8割の客が入ったくらいか。そう考えると、たいしたことがないのか?最近人気凋落気味で、ざまぁみろ的な某金満球団の開幕戦集客数と大差なない*2。別の言い方をすると、中国における反日運動はGLAYのコンサートの5分の1しか集客できなかったんだもんな・・・(それは違う)。
さて、中国の人口は11億人とも12億人とも言われるので、日本のスケールにスケールダウンすると日本で4000人規模のデモが起きたのと同等の規模であると(単純に)考えてみる。まぁ、日本で4000人規模のデモというと結構な大きさだが。
にしても、思うのは中国の方の沸点は低いのだなと言うのが一つ。あと、こうやって多数でつるんで、大使館に投石する。。。と言うこの行為が他人から見たらどう見えるか?と言うことをまったく考えないのだろうか。「正義は我にあり」なので何をしても許されるというのであろうか。んー。冷静に考えた場合、反感を買うとか、他国からも非難の目でみられると言うのが少しも頭をよぎらないんだろうか。どう考えても、大人の「成熟した国家」が行うべき行動ではない・・・と思うのだが。それに、それを制止するどころか暴動の責任は日本にあると、のうのうと言えちゃう中国政府の精神年齢もいかがなものかと思われる。
規模が小さければ侵略は許されるのか?違うだろ。あなた方中国人が批判してやまない日本人の侵略と今回の反日デモ、大使館投石事件は何が違うのだ?その辺を分かりやすく説明してほしい。「正義があれば暴力に訴え出る」と言う考えはありえないと思うのだが。
私はできるだけ中・韓・朝に対しても、日本という国自体に対してもニュートラルに意見を言いたいと思う。でも、今回の中国の行動は自分の意見が通らないからと、暴れまくるジャイアンそのものだ。たとえそれが正しい主張であっても、暴力に訴え出た時点でそれは正義ではなくなると思う*3
今回の反日デモが国際世論に対して与える影響は、デモの狙い通り日本の常任理事国入りを否定する方向に動くのか、逆に肯定する方向に動くのかミモノである。まぁ、何の影響も与えないと言う可能性が大だが。
にしても、日本の政府も弱腰である。遺憾の意を示すだけか?もうちょっとちゃんと日本人を中国でも守れる日本大使館・日本政府であってほしい。

*1:そして、将来読み返してその理論の拙さ、幼さに愕然としてしまうことは多分間違いない

*2:http://www.nhk.or.jp/s-live/topics/tp200504020002.html

*3:そういう意味でアメリカのイラク政策も石油の利権を狙っただけの侵略戦争と私の中では位置づけられている