「先生!なぜ?という禅問答見たいな感じですが」

その昔、一休さんというアニメ番組があった。すきすきすきすきすきっすきっ!あっいっしってるぅ〜♪というインパクトのあるオープニングや、母上様〜♪お元気ですかァ〜♪といった替え歌にしまくったエンディングや、呼ばれても全然焦らないCM前のアイキャッチ*1や、K-1の武蔵の先祖である新右衛門さん等が出ていたことで有名なあの一休さんである。
その一休さん一休さん将軍様や新右衛門さんやみよちゃんや桔梗屋さんなみにインパクトがあったのが、どちて坊やである。なんでもどうして?なんで?と聞いて、一休さんや新右衛門さんをたいそう困らせていた。
さて、はてなにこんな禅問答のような質問が掲載されていた。残念ながら回答は締め切られているが。。。

「なぜ人を殺してはいけないか」をとっても分かりやすく説明してください。ただし
http://www.hatena.ne.jp/1124114353
と同じ条件になります。(ちょっと回答が難しいのです)
ちなみに私には今のところ殺したい人は居ません(幸せだ)。

ん、正直レスをあんまりちゃんと読んでないんだけど「大多数の人間が、人を殺すことを肯定することによる自分自身の殺される可能性へのストレスに耐えられないから、そういう社会通念が形成され、それをインプリンティングされているから殺しちゃいけないと思っている。」って言うシンプルな回答でどうよ?
そもそも、殺しちゃだめというのは所詮社会通念でしかなく、殺人を犯しちゃっている人はいるのでね・・・。殺人をしちゃった人も人間だし、殺人を許容しない人も人間だと思う。それに食人文化があるところでは、殺人なんてハントであって、それによるストレスなんてどうも思っちゃいないだろ?あれは、自分と獲物って言う区別ができているからだと思う。また、戦時中に相手を殺すことができるのは、思想や宗教による洗脳(に近いもの)によって彼我を同じ人間だと定義できていない、認識できていない状況におかれているから、もしくは自分自身が殺されるという状況のストレスの方が殺すストレスより大きいから殺せる。殺人に走る人も、殺人をすることによるストレスより殺人をしないことによるストレスの方が大きいから。なんて考える。
結局、今現在日本で普通と呼べそうな生活を送っている人たちにとって、自分と同じものと感じることができるものを殺すことによるストレスに耐えられないから殺せないんだ。きっと。殺してはだめなのではなくて、殺すというストレスに勝てないだけ。なのでは?
・・・ってえらいところに着地したな。この理論だと、「なぜ殺してはいけないか?」という問いは愚問になってしまう。「殺してはいけない」なのではなくて通常「殺せない」だけなのだと。
何にせよ、今の日本で人を殺すことによって得られるメリットとデメリットを考えると、どう考えてもデメリットが大きいと思うよ。こういうところくらい、損得勘定で考えてもいいんじゃない?

*1:をーい、一休、一休、一休ーぅ!あわてない、あわてない、一休み、一休み