「先生!お土産を食してみました」

昨日、三連休に大阪に行っていたというHさんからお土産をもらった。まぁ、もらった理由って言うのは、シルクドゥソレイユのアレグリア2公演を見たいというHさんに会場や、高知からの交通手段や宿泊施設について相談に乗って、こんなんどうでっか?というプランを出したから。まぁたいしたことはしてないけどこうやっておみやをもらえるのはうれしい。
さて、そこでもらえたおみやとは「あんプリン」と「神戸プディング」である。どちらも大阪の結構有名なおみやになるんじゃないかな?私も東京在住のころに半大阪常駐の時期があって、その当時はお土産によく買ったものだ。そのあんプリンだが、実は喰ったことも中身を見たこともない。って事で、Hさんも気になるあんプリンの中身を思いっきり解剖してみよう。・・・平たく言うと、食ってみようって事だ。
まずは外観から・・・。外観はこんな感じ。


正式には「大阪あんプリン」なのかな?

で、開封してみると・・・なんかいろいろ出てくる。


上段:スプーン、下段左から説明書き、塩昆布、あんプリン本体。

説明書きにはこんなことが書いてある。

今までなんでなかったんやろな、あんプリン。ひと口食べて、これや!思たわ。抹茶風味のプリンも旨いけど、中からとろッと出てくるアンがまた、なんとも言えん、ええ味出しとる。そやそや、よう冷やして食べてや。ほんま旨いで。おまけに塩こんぶがついとるのがまたええねえ。大阪あんプリンは新しい浪花の味やで。

改行位置省略したけど、原文そのまま。っていうか、浪花の味なんや?小豆も抹茶も全然大阪の名物ちゃうと思うけど、それはえぇんかねぇ?って言う突っ込みは放置する方向なのね?了解しました。隊長っ!
でまぁ、説明書きにも驚くけど、開封してみてイチバン驚くのが「え?プリンに塩昆布ですか?」ってことやねやっぱ。そんなの箱に書いてあたっけ?と、箱の裏を見てみる。


確かに生洋菓子と塩ふきこんぶ(つくだ煮)と書いてある。

まぁ、甘いものと塩辛いもので箸休めって言うか口直し的に考えているんだろう。なんとなく大阪っぽい。何が?って聞かれると即答にこまるけど、とりあえず大阪っぽいやん?な?そう思うやろ?ナァナァ兄ちゃん?と、大阪的になし崩してみる。
でも、そんなことよりも何よりもこの記載の中でイチバン気になるのは、洋菓子の販売者は「有限会社プロジェ大阪PT」で、こんぶの方は「有限会社プロジェ大阪PK」なのだ。TとKの違いはなんだ?KってKonbuのKか?じゃ、Tは何だよ?食品の部類が違うから会社も別にしなくちゃいけないのか?謎だ・・・。今度、電話して聞いてみようかな・・・。
まぁ、深夜なのでそういうことも不可能。とりあえず中身を全部出して見て、盛りつけてみる。


なんだか、私らしくない可愛らしい皿の上に盛ってみた。

見た目は抹茶味のプリンの中にあんこを入れてあるんだね、ってまぁあんプリンの名前そのものだわさ。看板に偽りなし。だけどストレートすぎ。見ているだけではレポートにならんので食ってみる。
最初は端っこのプリンの場所だけ。もぐもぐ・・・普通・・・。何の変哲もない普通の抹茶味のプリンだ。良くも悪くも普通である。ちょっと甘さは控えめかな?うまいけど、特筆すべきことはない。
じゃ、次は本命。餡子とプリンを一緒に食う。もぐもぐ・・・あんことプリンだ・・・って、元も子もないって言うかそのまんまのリアクションですよ。そんなやる気のない感想で良いはずがない。もう一口食ってみる。・・・やっぱり餡子と抹茶プリンだ。控えめの甘さのプリンに結構甘めの餡子で、トータルの味としてはうまい。けど、予想外の不味さを期待していただけに、その期待を大きく外してくれるこの安定感は何?普通にうまいじゃねェか。くそ、おれの期待はどうしてくれるんだ。
で。半分くらい喰ったところで、じゃあそろそろ塩昆布いっとく?ってな感じで塩昆布に手を出してみる。もぐもぐ・・・・・・・・・うっが。これはキツイ。塩昆布は結構好きな部類に入って、今年入院していたころは私の心の友だったんだが、今日であった塩昆布はそんな僕の大好きな素朴な顔じゃなくて、なんだかもう怖いくらいのどぎつい顔を見せつけてきた。・・・っつかしょっぺー・・・・水、水。
くっそー、あんプリン本体の安定感にだまされてしまった。何の躊躇も遠慮もすこしの恥じらいもなく喰ったのが失敗だったか。・・・いや、恥じらいは関係ないから。あ、でもやっぱり恥じらいは重要だから。味には関係ないけど。
(閑話休題)
とまぁ、何だかんだ言ったが、最終的なあんプリンの全体的な評価は、お土産としては及第点でしょう。特別うまくもなく、不味くもない。普通においしいよ、と。ただ、塩昆布だけには注意しろよ。と。


ごちそうさまでした。