「先生!同情はしませんが・・・」

人間、生きてれば何もかもがイヤになる瞬間っていうのは時々訪れる。まぁ、一生そんな気持ちにならない人もいるかもしれないが、そういう人は幸せなんだと言うことを実感してほしいと思う。さて、先日から賑わっている某NHK記者による放火について。

放火のNHK記者、今春に言動一変…大声、酒量増える
放火未遂容疑で逮捕され、大津市での連続11件の放火事件を認める供述をしたNHK大津放送局記者、笠松裕史容疑者(24)(休職中)が滋賀、大阪両県府警の合同捜査本部の調べに対し、「仕事にやる気がなくなり、自暴自棄になった」などと供述していることが7日、わかった。
今年春ごろから大声を上げたり、上司を批判する姿が目撃され、8件の連続放火が確認された5月15日の犯行直前には同市内の飲食店数軒で、酒を飲んでいたことも判明した。捜査本部は、事件の背景に仕事の悩みなどがあったとみて詳しい動機の解明を急ぐ。
調べなどによると、笠松容疑者は昨年5月、新人記者として同放送局に配属され、警察を担当した。上司から厳しく指導されたが、当初は、周囲の励ましに「頑張るしかない」と答え、前向きだったという。
しかし、今年3月ごろから言動が一変。県警記者室で大声を上げたり、机やいすをけるなどの行動が目立つようになった。「納得できん」などと仕事への不満をつぶやく回数も増え、陰で上司の名前を呼び捨てにするなど、反抗的になった。
また、このころから飲酒量が増え、当時、住んでいた同市内のマンション周辺のスナックなどを飲み歩く姿がしばしば目撃されていた。

この記者のやったことに同情の余地はない。幾ら自分が苦しいから・・・と言ってもやっていい範囲と良くない範囲のことの判別くらいはつけるべきだ。
まぁ、それはそれとして・・・ただ、この記者がかわいそうでもある。この記者の態度が変わったって言うのは周囲も気づいていたことなんだろう。でもそれに関して手をさしのべる人がいなかったんだろうか。悲しい。酒量が増える、仕事にやる気が出ない、上司への不満を募らせる。この辺、俺ともろかぶりなんで*1気持ちが分からなくもない。まぁ、大声を出したり、机や椅子を蹴ったりはしていませんが・・・ね。
おそらく彼の一日の時間配分は仕事65%、睡眠など生活必要時間30%、その他5%なんていう仕事に追われる生活だったんじゃないだろうか。その人生の大半以上をつぎ込んでいる仕事でうまくいかないと鬱積するストレスは行き場を無くしてしまうんだろう・・・。私もなんとか仕事以外の有意義な時間と言うものを持つようにしたいものだ。ゲームとかそういうのじゃないやつをね・・・。
あぁ、彼女欲しい。・・・って、結局はソコかよ。

*1:って大丈夫か?俺?