「先生!教職員だからですか?それとも大阪だからですか?」

年末はねんまつと読むけど、歳末はさいまつだね。どっちも年の瀬を意味する言葉だけど、なんでおなじ意味の言葉が複数あるんだろうね。なんでだろう。まぁ、どうでもいい。で、年末になると忘年会なんて言って、飲み会が多くなる。で、当然、飲酒運転の検挙も多くなるわけだが、こんな処分では飲酒運転の検挙数も減らなくて当然なんでは?なんて思ってしまう。

酒気帯び」また温情処分 大阪府人事委 府教委の厳罰方針にノー
酒気帯び運転で懲戒免職になった元小学校教諭に対し、大阪府人事委員会が処分を停職三カ月に修正する裁決を出していたことが二十六日、わかった。府人事委は今月八日にも同様の案件で処分を軽減しており、飲酒運転には懲戒免職も含めた厳しい処分でのぞむという府教委の厳罰方針とは正反対の裁決がまたひとつ明らかになった。
府人事委などによると、不服申し立てをしていたのは府内の三十代の小学校教諭。平成十六年四月七日、飲酒後に酔いさましもせずにミニバイクを運転。途中で警察官に呼び止められ、呼気一リットルあたりのアルコール値が〇・一五ミリグラム以上検出され、道路交通法違反(酒気帯び運転)で罰金十万円の略式命令を受けた。
府教委は同年五月二十日付でこの教諭を懲戒免職としたが、教諭は「処分は重すぎる」として同年七月、府人事委に不服申し立てを行った。府人事委は今月二十一日、「過去の処分事例と比べて酷(こく)すぎる」として停職三カ月に軽減する裁決を出した。
府人事委は今月八日にも、酒気帯び運転で懲戒免職になった五十代の教員の処分を停職三カ月に修正していた。
東名高速道路で飲酒運転のトラックに追突されて二人の娘を失った井上郁美さんは「厳しい姿勢こそが飲酒運転の抑止力につながるはずなのに、この処分修正が“判例”のようになって、飲酒運転をしても停職三カ月ですむという認識が広がるのでは」としている。

井上郁美さんのコメントがすべてを物語っていると思う。あり得ない。家に帰ったら抗議のメールでも送らないと気が済まない。
でもまぁ、そもそも飲酒運転なんかをする人のモラルなんてのは無いと言っても過言ではないだろう。だから、臆面もなく不服申し立てなんてできるんだろうな。俺なら恥ずかしくて不服申し立てなんぞできない。てかさぁ、飲酒運転という犯罪を犯した教諭の名前がなぜ匿名なんだ?不服申し立てで温情処分が下るのであれば、せめて実名報道で社会的制裁があってもいいような気がするが・・・。
だいたい、飲酒運転=懲戒免職なんていうのは、事前に分かりきっていることでありそれでもなおやった自分のリスク管理の甘さを棚に上げるその所業は、やっぱり教職員=世間知らずなんだな。と言う感じを世に広めた感じになっている気がする。
あと、その先生の授業を受ける子供たちが不幸な気がする・・・。