「先生!おばあちゃんの知恵袋」

世の中には病気になったときにお医者さんに頼らなくても自分たちでなんとかしてしまおうって言う、民間療法って言うものがある。俗に言う、おばあちゃんの知恵袋的なもの。むかし、これをおじいちゃんの金玉袋って言われたときにはどう突っ込んでいいのか分からなかった。という話があるが、まぁそれは別の話。
で、そのおばあちゃんの知恵袋的なものにはちょっとしたトラウマがあって、その昔蓄膿症だった私は鼻の通りをよくするために、ドクダミを塩でもんでつぶしたものを鼻に詰めるって言う、ちょっといまやっちゃうとなんだか幼児虐待って言われそうなことをおかんにやらされていた。この修行に近い民間療法は、それなりに効くには効くんだが、労力と苦痛に対して得られる効果がどうなんだろう?という、企業で言えば費用対効果的な所に非常に疑問があった。
さて、民間療法の最も身近なものの一つに「しゃっくりは脅かせば止まる」というものがある。どうやらこれは世界共通の民間療法のようで*1、コロンビアでそれを基にしたお笑いコンビタッチにいわせると「ちょっとーー、ちょっとちょっと」と言いたくなるような事件が起きている。

しゃっくりが原因で2人死亡、コロンビア
ボゴタ(コロンビア) 24日 ロイター] コロンビアで24日、甥のしゃっくりを驚かして止めようと銃を向けた叔父が誤って発射してしまい、撃った本人も動揺して自殺するという事件が起きた。地元警察が明らかにした。
事件は22日夜、学生のデービッド・ガルバンさん(21)と、警備員で叔父のラファエル・バーガスさん(35)が近所の人と飲酒している最中に起きた。
目撃者が地元テレビに語ったところによると、ガルバンさんがしゃっくりを始めたたため、バーガスさんが驚かしてしゃっくりを止める民間療法を使うと言い、銃をガルバンさんに向けた。しかし銃が誤って発射し、ガルバンさんの首に命中したという。
甥を射殺してしまい非常に動揺したバーガスさんは、自身に銃を向け自殺した。
ある目撃者は「彼らは飲酒していたが、何が起こっていたかは承知していた」と述べた。

って言うか、安全装置外してたのかよ・・・。
死ぬほどビックリした。って言う言葉はあるけど、ほんとに死なせちゃダメだよ。・・・にしても、楽しかったはずの飲み会があっという間に惨劇の場となるとは、この二人にとって非常に不幸な事件だと思う。残された遺族は複雑な心境だろうが、せめて当事者の二人はあの世で楽しく酒を酌み交わしていてほしいと思う。

*1:少なくとも、日本とコロンビアは同じのようだ