「先生!もしもしの語源って・・・」

もしもし亀よ亀さんよ、世界のうちでお前ほど・・・そんな亀よりのろい自信がある私ですが何か?
さて、最近私の携帯電話の調子が悪い。昨日なんか充電器に差してあるにも関わらず、充電されない状態になっていたし、電波がバリ3で入る環境のはずなのに、メールが着信せずにセンター止まりになっていることも多々ある。もうこの携帯もそろそろ丸2年を経過しようとしているので、そろそろ買い換え時かなぁ?と思いつつもDoCoMoFOMAにはぐっと来る携帯がないので、買い換えを逡巡している。今一番ぐっと来る携帯といえば、WillcomW-ZERO3か、auneonくらいの物である。ただ、W-ZERO3は既に先輩が購入済みであること、neonに関しては同期が購入予定であること、そして何より両者ともにDoCoMoでないことなどから購入するに至っていない。
私の携帯がそんな状態であることと、同期がneonを買いたくて発売日を今か今かと待っている状況であること、もう一人の同期が最近恋人と会話するためだけに常用の携帯とは別にLOVE定額用のvodafoneを購入したばかりであること。こんな環境であるため必然的に昼飯時には携帯電話の話が多かったりする。
さて、そんな会話の中でふと出てきたのが「もしもし」という言葉の語源について。その語源が何なのか?という話題が出たのだが、すぐに次の話題に行ってしまい、うやむやのまま終了してしまった。知ったかぶりを披露したい私としては、その場で披露できなかったため、ここに記載する次第だ。ただ、私が知っている語源はもっともらしい語源なのだが、いまいち信憑性に疑問が残る・・・。さて、その語源だが・・・

その昔、あやかしと呼ばれる幽霊や妖怪、魑魅魍魎が跋扈すると考えられている時代、夕闇が迫ってくると、街灯などないため物や人いろんなものの視認ができなくなる。夕暮れを「黄昏時」と呼ぶのは道で出会う人が誰なのかすぐに分からない時間帯、そう「誰ぞ彼?」という時間帯であることから黄昏時と呼ぶのである。
そんな黄昏時、道で会う人が人であるのか人に化けたあやかしであるのか見た目では分からないため相手を識別するのに声をかけ、その返答で判別するという方法がとられた。その時にもちいられたのが「おいおい」や「申し申し」という言葉。当時あやかしは同じ音を繰り返して発音することができないと考えられており、「申し申し」と呼びかけて「申し申し」と返してくるのは人間であると考えられた。つまり、相手を識別できない時に相手を識別するために利用する言葉として利用されたのが「申し申し」後の「もしもし」であったのである。
時が流れて、明治、大正時代。電話が普及し始めたころ、電話の相手は誰だか分からない。そんなときに古くから相手を識別するのに用いるための言葉「もしもし」が利用されることとなったのである。つまり、「もしもし」と呼びかけてくる相手に対して「はい?」なんて適当な答えを返してしまっているあなたはあやかしなのかもしれない。

とまぁ、こんな話だ。一見、普通にあそうなんだ?と思いがちだ。って言うか、今の今まで私はこの説を信じてきている。が、ググってみてもそれらしい話はひっかからない。逆に「もしもしの語源」でひっかかったのがコレである・・・。

もしもしとは、人に呼びかけるときの言葉で、特に、電話で呼びかけるときに使われる。
もしもしの語源・由来
もしもしは、「申し(もうし)」を連ね短縮された言葉。江戸時代には、「申し(もうし)」と単独で使われていた。
電話が開通された当初は、高級官僚や実業家などしか電話を持っていなかったため、「もしもし」ではなく「おいおい」と呼びかけ、「はい、ようござんす」と返答されていた。
電話の呼びかけに「もしもし」が使われるようになったのは、電話交換手が中継ぎをしていた為、繋ぐ相手に失礼とならぬよう「申し上げます」と言っていたことによる。
日本で初めて電話交換業務が行われたのは、明治23年(1890年)12月16日、東京・横浜間である。

とまぁ、こっちの方が年代もきちんと記載してあって信憑性があるように感じてしまわざるをえないわけであるが。。。まぁ、どっちが語源だろうとどうでもいいのだが・・・。
とりあえず、私の携帯を買い換えるのか?それとももうしばらくは騙し騙し利用するのか?そっちの方がよっぽど重要な問題であるのは間違いない。