「先生!出ましたよ。」

THE 数字のマジック!
ってことで、交通白書で事故死亡者が7000人/年間を下回ったと言う、ウソのニュース。何がウソって、交通事故の死亡者としてカウントされるのは事故発生もしくは事故発覚後24時間以内に死亡したケースのみだから。つまり、現在の延命治療ガンガンな時代、微妙なラインを漂っている患者は事故後30時間とかで死んでしまうわけだ。で、この人、事故死なのに事故死としてカウントされないわけ。7000人切ったなんて言うのはちゃんちゃらおかしいわな。と言ってみる。

交通事故死者、49年ぶり7000人切る
政府は23日午前の閣議で、2006年版「交通安全白書」を決定した。
05年の交通事故による死者数は6871人(前年比487人減)で、49年ぶりに7000人を下回った。
事故件数は93万3828件、負傷者数は115万6633人で、いずれも過去最悪だった前年からわずかに減少した。
1970年に過去最悪の1万6765人を記録した交通事故死者数は1993年以降減少傾向にある。
白書はその要因として<1>シートベルト着用率の向上<2>飲酒運転の厳罰化――などを挙げた。
ただ、65歳以上(2924人)の死者は全体の42・6%を占め、高齢者が犠牲となる割合は過去最悪を記録。

ま、確かにシートベルト着用率の上昇や飲酒運転の減少って言うのも影響はアルトはおもうんだがね。