「先生!やっぱり昨日の地震は宮城県沖地震とは定義されなかったようで」

昨日、ちょっと興奮気味に地震の規模や深度などから宮城県沖地震の本震ではないのではないか?ということを記載した。地震調査委員会の公式見解としては、今回の地震は定期的に発生している宮城県沖地震ではない。という見解が発表された。

○ 今回の地震震源は、1978年宮城県沖地震震源に近く、ほとんどの余震は1978年の余震域内で発生しているが、南側の比較的狭い範囲に留まっている。また、1978年に比べ、地震の規模、観測された津波、及び推定される波源域のいずれも小さい。
○ 今回の地震宮城県沖地震の想定震源域の一部が破壊したものの、地震の規模が小さいこと、及び余震分布や地震波から推定された破壊領域が想定震源域全体に及んでいないことから、地震調査委員会が想定している宮城県沖地震ではないと考えられる。
○ 8月17日14時から3日以内にM6.0(ところによって震度5弱程度)以上の余震が発生する確率は約10%と推定される。

というまぁ、想定の範囲内の回答が得られたわけで、私が考えたことが大きく間違っていないことが立証されてご満悦というところだろうか。ただ、昨日の深部地震についてはどうやら私の間違いだったようで、1978年の宮城県沖地震震源の深さも40kmであり、今回の震源自体も深さとして問題ない深さだったようだ。