で、横柄な上司

で、そんな打ち合わせもなんとか切り抜けることができたので、京急にのって羽田空港に行った。途中、品川駅から4人組の男性が私のすぐそばに乗車してきた。一人は40台後半から50台前半と思われる男性、残りの3人は20台後半から30台前半と思われる男性3人。この4人はのってきた直後から仕事の話らしきものを始めた。
外食産業の会社員とおぼしき彼らは、今日よった店舗での接客態度やマナーについて自店舗との比較を交えながら話をしている。ただ、その話がどちらかというとその50台くらいのおっさんの自己満足の話になっている気がして、腹が立った。
50台男性(仮におっさんとする)曰く、「今日行った店舗の灰皿はどの程度の頻度で交換していたか見たか?」に対して3人のうちの一人(仮にAくん)が「見てないです。」と言ったら、おっさん「お前何も見てないのな、お前は?」ともう一人(仮にBくん)に振る。B曰く「交換していなかったと思いますが・・・」おっさん曰く「そうだよ、交換してなかったんだよ」・・・って、おい。そりゃAくんは交換をみることができなくて当然じゃん?
おっさん「なんで交換してなかったか分かるか?」Aくん「交換する必要がなかったから」おっさん「なんで交換する必要がないんだ?」Aくん「そんなに汚れてなかったから」・・・うんぬんと話して、最終的におっさん「あそこの店の灰皿は特殊な灰皿で灰を入れる部分が上部からは普通に見えない様になっている。そして、その底はかなり深くなっていて交換をしなくても問題ないような作りになってるんだよ」とか言っている。まぁ、普通の会話ならまだましだが、どの会話を取ってみてもおっさんの口調はとても高圧的で、本人はコーチングをしているつもりなのかもしれないけど、他の3人は萎縮してしまってるじゃないか。なんだかなぁ。と思った。
そして羽田空港に到着する寸前、おっさん曰く「帰りは日航だよな?」Aくん「そうです」おっさん「そうか」と言いながら、到着後、思いっきり先頭車両の全日空側に進んで行くおっさん。残りの部下3人はそっちはANAだから「ちがう」と分かっているにも関わらず、渋々ついていく感が見て取れた。なんだか、その3人が非常にかわいそうに思えてきた。
あと、俺がその3人の一人だったら、間違いなく「そっちは違いますよ、何も見てないのはどっちだよ。」とか言って、そのおっさんに嫌われていたことだろう。