「先生！うまく行かない日とは・・・」

今日は、客先にうちのパッケージのインストール作業をしにいくことになっていた。うちのパッケージの購入をしてもらったとはいえ、それはうちの会社の別件の商談に関連してどちらかというと「ついでに」入れてもらったという感じだ。
なので、そのインストール作業自体も関連商談の方から作業依頼が来て、インストール作業を行うということとなっていた。つまり、今回のインストール作業の作業手配等については、俺らの部署が主導的に動くわけじゃなく、用意されている環境で作業するだけ。というスタンスでの作業だったわけである。
聞き及んでいたスケジュールでは本日午前中にサーバ搬入が行われ、13時からCEが現調、ラックマウント搭載および、RAMの増設を行う。なので私は14時頃から現地入りして、サーバのセットアップを行うという風に聞いていた。・・・・が、現実は違った。
13時50分、現地到着したが、廊下に今日納品されたと思われるサーバがうずたかく積まれている。あれ？これって、今日の搬入機材じゃないのかな？と思いつつも、まぁ、別のサーバかもしれないし。とか思って先方を訪問してみると、CEなんて来ていない。だそうだ。ありえない。。。営業に連絡をとって確認してみたらCE手配はしてあるとのこと。
14時10分、CE現場到着。本来ここに来るはずのCEが別件トラブルで来ることができなくなったため、急遽別のCEが来たとのこと。いや、トラブルは仕方ないけど、時間を守れないんだったら事前連絡しろよ・・・。
14時15分、サーバ開梱作業開始。が、箱を開けるとそこにはペディスタルタイプ*1がどーんとあった。え？ラックマウント変換機構がないんですけど？つまり、このままじゃラック搭載ができない。えーーーー？ありえねぇよ。とか思って再度営業に連絡。したら、購入漏れらしい。マジデスカ？顧客はラックしか想定していなかったため、ラック搭載できないとなったら、このペディスタルタイプのサーバを置くスペースがないそうだ。って、どーすんだよおい。
14時40分、なんとか作業スペースの確保に至る。ちょっと。。。。っていうかかなり狭いところに置くこととなった。まぁ、仕方ないか。じゃ、その狭いところでCEさん、現調よろしく。と任せて、私はうちのパッケージをインストールするための素材の確認に入る。
14時50分、素材確認中。うちが出荷したパッケージの箱は、問題なくある。SQLServerもあるね、Visual StudioもHALFTもあるよ。。。。って、あれ？そのSQLServer、ちょっと待て。よくよく見るとSQLServerに10クライアントアクセスライセンス付きって書いてる。ん？んん？んんん？ダメじゃんこれ。SQLServerのライセンスはWeb用途に利用する場合、CPUライセンスで購入しないとクライアントライセンスを購入していたんじゃかなり高くなっちゃうぞ？ってことで、営業に再度確認してみると、買い間違えているそうだ。・・・・なんだそれ。っつか10クライアントライセンスとCPUライセンスでは確か30万くらい差額があるはずなんだけど？どうするんだよ？っつか、このパッケージを開封できないってことは、SQLServerのインストールができないってことなんだよね？はぁ。。。どうしたもんだか。
15時10分、営業、うちの上司と話をして結果的にSQLServer買い換える。今日の所はSQLServerのインストールはあきらめて仮の処置としてMSDEをインストールしてそれで対応することとする。MSDEはうちのパッケージのCDの中に再配布版が入ってたはずだもんな。それでやるか。仕方ない。後日、SQLServerのCPUライセンスを購入して手配師直した段階で、MSDEからSQLServerへ切り替えることとしましょうかね。
15時40分、CEが現調終了。さて、やりたくないけどOSのインストールから始めますかね。じゃ、PC名はこれで、利用者の名前はこれで。。。ってキーボードを叩いていたんだけど、あれ？「t」のキーが押せないんだけど。。。っていうか、へこまないんだけど。って見てみたら、キーボードに欠陥があり、キーが押せない状態になってやがった。ありえない。こんなキーボード初めて見たよ。(写真はそのキーボード。「T」と「か」と書いてあるキーの「か」の字の左に小さいポッチが見えるだろうか？そのポッチ、実は穴になっている。キーボードの上から熱い油の様な物をかけて、キーが溶けて穴があいた。という感じの穴の空き方であった。キーを外して見てみると、キーボードの中の方までぐっすり溶けていた。。。)
帰ろうとしていたCEをとっ捕まえて、キーボードが使えねぇって言う話をする。CEが確認するも、やはり使えないことが分かりキーボードを交換することとなる。とはいえキーボード交換するにも納品まで1時間程度かかるって言う話なんで、その間ずっとぼけっと待っているわけにも行かないっつーことで、別のマシンのキーボードを仮に接続してセットアップ開始。OSはWindows Server 2003。セットアップとはいえ、サイレントインストール対応しているから最初にセットアップ内容を定義しておけば、あとはずっと見てればセットアップが終了する。
16時30分、OSセットアップ完了。じゃ、これからうちのパッケージをインストールする準備をしましょうかね。ってことで、うちのパッケージのCDを入れて、読み込ませてみる。したら、うちのパッケージにあるはずのMSDEがない。ない、って言うか最近出たSQLServer 2005 Express Editionのインストーラになってやがる。そういえば、MSDEじゃなくて最新のExpress Editionに変えるッつー話をしていたよな。と思って、ま、どっちでもいいからセットアップしちゃおう。と思ってセットアップを開始。サクサクと事前設定をして、SQLServer 2005 Express Editionのインストールっ！としたところでエラーが出る。あ〜〜ん？と思って警告メッセージを見るとどうやらセキュリティパッチの適用が足りてないからインストールができないらしい。マジかよ。
・・・このサーバ、セキュリティ対策ソフトウェアをインストールしてないから、独断でネットワークに接続はできないし、接続したところで顧客環境のProxyの設定とかシラねえよ。ネットワーク関連の管理者は今日は不在とのこと。・・・え？八方塞がりですか？
ってことで、セットアップはあきらめて出直すこととなった。
結局、ドタバタして半日を過ごして、何もできないということがわかったという、非常に稔りがある一日だったわけですわ。って、ふざけるなー。どちくしょう。
なんか、精神的に疲れる一日でしたわ。はぁ。

*1:ラックに搭載するタイプではなく普通のパソコンのように机や床の上に置くようにできているサーバ