「先生!脊髄反射での発言は・・・」

物事を発言するときにはちゃんと考えて発言しないと、揚げ足をとられたり、非常に辛い突っ込みを入れられたり、むしろ冷笑を買っちゃって誰もレスってくれない。なんて事になっちゃったりする。で、これはどの部類に入るんだろうか・・・。

ニートは扶養控除外 自民が検討
自民党税制調査会柳沢伯夫会長)は21日、少子化対策としての子育て支援減税の財源を確保するため、所得税の扶養控除(1人当たり38万円)に年齢制限を新設し、成人したニート、フリーターを対象から外す方向で検討に入った。現行制度は、成人した子どもが経済的に自立しないまま、親が生活費を負担しているケースも控除対象となっているため「子育ての負担軽減という趣旨から外れる」(税調幹部)と判断した。
少子高齢化による労働力の減少を補うため、ニート、フリーターを抱える世帯の税負担を増やすことで、若年層の本格的な就労を促進する狙いもある。現在は収入が一定以下の親族であれば、年齢に関係なく扶養控除の対象となる。
控除対象から除外した場合、サラリーマンと専業主婦の夫婦が年収103万円以下の成人したフリーター1人を扶養する世帯の納税額の増加は、年収500万円で約3万円、年収700万−1000万円で約7万円の見込み。

ニートニート言いますが、なんだか十把一絡げな感じがして全然実態と即さず、うまく行かない気がするのですがいかがでせうか?何をもってニート、フリーターとするのか?成人済みであれば扶養控除の対象としない。って言うんだったらパートの奥さんの立場は辛くなるわな。成人済みで世帯主もしくはその妻/夫以外のものを扶養控除の対象にしないって言う話だと、じいさん、ばあさんの肩身は狭くなるんじゃなかろうかね。成人済みの世帯主の直系の子ってなると、じいちゃんが世帯主の時の孫はどうなるんだろうな。
まぁ、とにかくよく分からんのですよ。そして、ニート、フリーターと呼ばれる人達本人が苦しむことではなくて、家の扶養者が苦しむ事になるこの法案、又しても家庭内にて殺人なんて悲惨な事を呼び起こす事になるんじゃなかろうか?なんて不要な心配してます。
でもまぁ、3万くらいだったら、払うよ。と言う世帯も多そうだね。そう考えると、これはニート、フリーター対策だ。と言いつつ、取れる所から取ろうと言う単なる増税。と言う風に見えなくもない。
あとこれ、本気で病気とかになっちゃってる人と、単なる怠け者をどうやって切り分けるつもりかね。病気の人まで十把一絡げしちゃったら、悪法以外の何者でも無いような気がしますが。