「先生！もう、年の瀬ですね」
今年一年、ホントに色々あったし、逆の意味では何もなかったなぁ。と言う年でした。ホント、一年ってあっと言う間だった。
友人回りでいえば、会社に入ってから最も親しくしていた友人の一人が結婚し、一人が離婚した。ポジティブ、ネガティブ問わず結婚だったり離婚だったりと言うオフィシャルなイベント*1で、単純に計れる物ではない事は分かっているが、それでもやはり彼らは彼らの人生を彼らの足どりで歩いている。それに比べて俺はどうなんだろう？と言う事を否が応にも感じさせられる一年であった。
プライベート面で言えば、昨年末から好きになっていた娘に振られたと言うのが今年の一番デカい出来事だったのかなぁ？とも思える*2。まぁ何にせよ、もうすぐ30を迎えようと言う自分自身がこれほど幼稚で、ダメな人間なんだと言う事をまざまざと思い知らされた事であった。そりゃ、振られもするさ。
正直、自分自身が子供である事を自覚しつつ、大人になりきれない自分に対するもどかしさと葛藤が「振られた」と言う事実そのものよりもデカく、重く、自分自身にのしかかってきている。大人になれよ。俺。
でも、そんな中で自分自身の傷を自分でなんとかしようと足掻いて、もがいて、意味もなく傷口を広げる行為も取ってみたりした。とりあえず次に好きになる人ができれば、気持ちも晴れるだろうってな感覚で・・・。とはいえ、そう言うふうな事で自分の気持ちを上書き保存しようとすればするほど、アクセスロックが掛かったかのようにエラーばかりを返してくる。エラーが募ってくるとメモリリークを起こしたかのような状態になり心と言う俺を動かすOSは不安定になる。時々、正直何もやる気がおきなくなってプチ鬱・プチ引きこもりの状態になっていた事が思い出される。
このプチ鬱は月曜よりも火曜・水曜におきることが多かった。ひどいプチ鬱状態に陥った時は、いきなり会社を休んだりもした。たぶん、年間で5回以上はプチ鬱のために休んだと思う。でも、会社を休んだからと言って何をしているわけでもない。ただただ、自分の頭の上をいつもと変わらない速度で飛んで行くだけの時間を見送っているだけの日々だった。そこに生産性なんて言葉は一かけらもよぎらない。時間を命を浪費するだけの日々だった。
それでも、そんな日の翌日にはなんとかしなければならないと言う気持ちから会社に出る。しかし、出るたびに思う事はココに自分自身の居場所は無いんだという事。それをまざまざを思い知らされる。会社内においてどれほどの軽口を叩こうと、明るく振る舞って笑っていようと、心の中は常に自分自身の居場所を探してさまよい歩いているそんな状態だった。正直、会社内にいる時は努めて明るく振る舞っていた。それが辛かった・・・。
そんな鬱で使えない子であるにも関わらず、今年上半期における私に対する社内の評価は最高を記録した。仕事も100%の実力を出し切れていないと自分自身でも思っている状況において、この評価を得るというのは逆の意味で納得しがたかった。私はこんなもので最高評価を貰って良いはずがない。
しかし、得た評価は最高評価なのだ。何故か？それは、評価をする人たちにとって評価しやすい事を実現していた体と思われる。評価しやすい事とは？日々の業務へのコツコツとした地味な取り組みではなく、一瞬一瞬の最大風速なのだ。
たとえば今年、私は社内で論文発表を行った。また社長、取締役らの前で新しいソリューションに対するプレゼンテーションを行った。それらが上役の目につきやすく、評価されやすい所なのだ。だから、私は評価が高かった。どう考えてもコツコツ働く周りの人たちの方が評価が高いはずなのに・・・。結局、まじめにコツコツやるよりも、たとえ一瞬でも輝く何かをした方が評価は上がりやすいという、評価制度自体に大きな疑問を持つような評価を得ることとなった。
そう言えば、今年は転職・・・と言っても社内での職場転換の募集なのだが、それに対して2度目の応募をした年でもあった。ま、2度目もダメだったんだけどね・・・。人生そんなに簡単にラクな方には流れていかないよって言う事かな。明確なビジョンと自分自身を変える何かが必要なんだろうと思った。
2007年、ネガティブな事ばかりでしたか？と言われるとそうでもないのかな？どうだろう？ま、年末の押し迫ったころに事故にあうなんざ、私らしくて笑えていーやね(笑)
でもまぁ正直、ネガティブに落ち切っている時には友人のありがたみをちゃんと感じたし、そう言う意味では地獄にあって仏を知ったかもしれませんな。この気持ちを忘れないようにしないとイケないって言う事も同時に思います・・・。
まぁ、振り返れば振り返るほど、色々な事が存在し、そして、何もかもが懐かしい*3・・・2008年は新しい自分になれる様に努力しないとイケないなぁなんて思ったり思わなかったりする訳です。とりあえず、2008年、年初には初詣なり厄払いなりに行ってこようと思うわけです。
